知りたくなかった本当の気持ち
そして私はこの人たちを見ると、いい気がしない。
家政婦は早々にこの場を去った。
私は部屋に戻り、私服へと着替えた。
そしてなんとなくなお兄と話をしたくて、部屋に向かった。
「妹が...生徒会に入ったんだってさ」
ノックしようとした時、なお兄の声が聞こえた。
きっとなお兄の執事と話してるんだろう。
彼もきっと30代。
結構わかめだ。
「それはすごいですね」
「はっ。どこが。
生徒会に入ったのは認めるけどな、議長だぜ?
俺は1年の時に会長をやったっつうのによ。
あいつは2年で副もやってねーし。