知りたくなかった本当の気持ち
「生徒会のこと?」
「う...うん!
そうだよ...。
何かやっぱ、上手くいかなくてさ」
微妙な笑顔を見せ、あたかも生徒会活動のことだと思わせてしまう。
「そっか。
生徒会のことなら...あたしはよくわかんないから、アドバイスできないな。
ごめんね」
里桜が悪いわけじゃないのに。
謝らせている彼女に申し訳ない。
「私の力不足!
頑張らなきゃ!」
自分に喝を入れた。
それから私たちの会話は反れていった。