知りたくなかった本当の気持ち
そうなってるうちに、アイツを突き飛ばしてて。
帰った。
もちろん私の無惨に切られた髪を見た親は、私を叱った。
何も言わなかった私。
もしかしたらあの時から親に距離をとってたのだろうか。
......思い出したくない。
封印したはずの思い出なのに。
若王子の登場で、嫌なこと思い出してしまう。
きっとこれからも思い出したり、経験してしまうんだろうな。
ホントにやだ。
何で戻ってきたの。
嫌だと思いながらも、時間は規則正しく過ぎていって。
あっという間に学校に行く時間となった。