知りたくなかった本当の気持ち
真剣に作業してた戸成先輩が突然突然立ち上がり、調子のいい声で私に声をかけてきたのでびっくりした。
思わず掴んでいた紙を机上で滑らせてしまった。
「いい反応するね」
と横で作業していた副会長が発言した。
やっぱり見られてたんだと思い、恥ずかしくなる。
「で。どうしたんですか?戸成先輩」
紙をしっかり持って聞いてみた。
「もう少しで生徒会新聞、完成しそうなんだよ!」
まだ終わってないのに、そこに喜ぶ戸成先輩はお茶目だ。
「そうなんですか!?
じゃあ引き続き、頑張りましょう!」
そう言って私たちは、作業を進めるのであった。
「終わったーーー!」