知りたくなかった本当の気持ち

真剣に作業してた戸成先輩が突然突然立ち上がり、調子のいい声で私に声をかけてきたのでびっくりした。



思わず掴んでいた紙を机上で滑らせてしまった。



「いい反応するね」


と横で作業していた副会長が発言した。


やっぱり見られてたんだと思い、恥ずかしくなる。



「で。どうしたんですか?戸成先輩」



紙をしっかり持って聞いてみた。



「もう少しで生徒会新聞、完成しそうなんだよ!」



まだ終わってないのに、そこに喜ぶ戸成先輩はお茶目だ。



「そうなんですか!?


じゃあ引き続き、頑張りましょう!」



そう言って私たちは、作業を進めるのであった。





「終わったーーー!」



< 71 / 444 >

この作品をシェア

pagetop