知りたくなかった本当の気持ち

みんなで会長を囲んで、ミスが無いかチェックをしてて。


会長のこの脱力しながらの言葉は、生徒会みんなが達成感に満ち溢れていた。




「みんな、お疲れ!

俺がなんか奢ってやるよ!」



突然気前がよくなった戸成先輩は席を立ち上がり、生徒会室を一旦退室した。




みんなが片付けを終わりかけた時、戸成先輩は戻ってきた。



「好きなの取ってー」


彼は自動販売機で色々な種類のジュースを買ってきていた。



意外と皆、そこまで必死に取り争ってなかった。



決まった人から取っていってる感じ。



炭酸が飲めない私は、普通の甘味料の入ったジュースを貰った。



「戸成先輩。   ありがとうございます」



そして少しだけ時間を過ごすと、解散となった。



思った以上に長引いたため、里桜どうしてるかな。



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