知りたくなかった本当の気持ち
部活動に行ってるクラスメイトが多いから、もしかしたら里桜...
1人でずっと一時間以上は待ってたかもしれない。
「お待たせ、里桜!
遅くなってゴ...」
勢いよく教室のドアを開けた先には...
里桜1人ではなかった。
そこには...若王子康弥がいた。
「お、お疲れー、來奈。
康君、この子が來奈。
よろしくしてね」
里桜が私のことをアイツに紹介してる。
しかも康君って何?!
里桜には悪いけど、全然似合ってない!
アイツは里桜に私のことを話してないみたいだ。
「若王子康弥です。
來奈ちゃんは今まで生徒会の仕事をしてたんだって?
すごいなー。俺はそんなことできないわ」