知りたくなかった本当の気持ち
昔みたいにって...
やっぱりコイツ、私の気持ちわかってないんだ。
どんな思いをしてるのか、知ろうともしてないんだ。
アイツが私に接してる時の顔、もう7年くらい経ってるのに忘れられない。
その顔をまた見ないといけないんだ。
自分の心を傷つけて。
「もうあんな事されるのはごめんだよ!
やっとあんたが居なくなって、清々してたのに!!
何で戻ってきたの!?
どうして性格は変わってないの...」
私が相手の目を見て、訴えていると。
彼は私の肩を突いて、壁に突き飛ばした。
そして両手首を壁に押さえつけ、私の動きを封じた。
若王子の目付きが、昔に戻った。
私をいじめるのを楽しんでる目。
私の嫌いな目。