知りたくなかった本当の気持ち
推薦された大北くんは、委員長に無理矢理させられて大変な仕事をこなしている。
それからぞろぞろとみんなは掃除に向かった。
「あ!見て見て!もう生徒会の人来てる~!
さっすがー。 真面目だねー」
大掃除が終わり、始業式を行うためみんなが体育館に向かう。
そして一緒にいた里桜が、テンションを高めて私に話しかけてきた。
「そうだねー」
そんな里桜に私は適当に返事をする。
「もう!何でそんなに素っ気ないの?!
あたしのイチオシの、書記の戸成君カッコいいじゃん!
何でそんな反応するの」
と理不尽な言い分を聞かされる。
「ったくもう!
こーいう身近な人からロックオンしないと、好きな人すらできないよ!」