知りたくなかった本当の気持ち

早すぎるよ。



〖お前どれだけ俺を待たせるんだよ。


さっさと返事をしろ。


お前はどんな状況でも、俺に返事をしないといけないんだからな〗



そんなメールが来ていた。



は。 ついつい呆れてしまう。


何様のつもり。


私がいつ返事をしようが、勝手じゃん。



イラついた私は、返事をしなかった。




それからすぐに寝てしまい、次の日を迎えた。



リビングにはもう誰もいなかった。



家族は当たり前だけど、執事や家政婦さんたちも。



みんなついていっちゃったから。



こういうことは年に5回くらいあって、1ヶ月くらいしたらまたみんな戻ってくる。



だから寂しさとかはもう無い。



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