知りたくなかった本当の気持ち
意外と鋭い風磨君...。
私を観察してる彼、その人の初めて見る私服姿に見とれる私がこの通りにいた。
風磨君、やっぱりカッコイイなぁ。
「その通りだよ。
よくわかったね」
自転車を停め、下りてきた彼。
私のためにそうしてくれたのが嬉しかった。
「俺も昔はよく用事もなく外歩いてたからな」
そうだったんだ。
ならわかるな。
風磨君との意外な共通点を見つけられて嬉しい。
「私もだよ!よく散歩してたんだ!
ところで風磨君は何してるの?」
ここら辺に住んでないと思ってるから、ここにいるのはおかしいよ。