私が最後に盗んだもの。
6〜先輩のお兄さん〜
「ほらっ、姫っ!
めっちゃ可愛いでっ!」
今は姫の家に来てます。
私の家より、姫の家の方が近いからこっちに来た。
そして、姫の分厚い化粧を落とし、ナチュラルメイクをする。
(一応先輩だけど、姫がいいって言うんだもん。)
「そ、そうか…?」
「うん!
ほら、姫の部屋も薄ピンクベースやし、やっぱこういうの好きなんやろ?」
「…実は…な///」
そう言って頬を赤くする姫はほんとに可愛かった。
「じゃー、次は、髪やな。」
「え?」
「こんな傷んでんじゃ、髪がかわいそうやわ。」
「…そうかな…?」
「やるなら清楚系女子になろっ!」
「えー、うちがなれるかな…」
「なれるなれる!
姫は可愛いんやから!
ほら、美容院行くで。」