希望

私たちは店の中に入った。



「友香、どうして家を出ていったの。
俺のことが嫌いになったの」



「龍のことが嫌いになったんじゃない。
龍のこと大好きだよ。 でも、龍にはもう別の彼女がいるんでしょ。」



「どういうことなんだ」



「こないだ龍の彼女から電話ががかかってきた。
龍と付き合っているからあんたがいると迷惑って」


「それはきっと俺の元カノだ。
でも、俺は友香が大好き。
こんなに愛した女は友香だけだ」


「そうだったんだ。
勝手に出ていってごめんなさい。
私、龍のことが大好きだよ」



「俺も友香が大好きだよ。」
そう言って私のことを抱きしめた。


ここはみんなが見ていて恥ずかしかったけど
ひさしぶりに安心できた。


龍、大好き。
これからもずっと大好きだよ。




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