Anywhere
+ココロ+
「ねぇ響・・・私、思ったんだけど・・・」
「・・・?」
「あのね・・・華月さんって・・・
心まで・・・売ってる気がしない・・・?」
響はつきの言葉の意味がよく分からなかった
「どういうこと?」
「だって・・・普通、こんなことしたくないから
嫌っていう表情ぐらい出すでしょう?」
「・・・確かに・・・目もどっか違う方向を見て・・・
もう何も考えたくないっていうような顔してる・・・
華月さんっ・・・今までずーっと・・・
あんなことしてたから体も頭も麻痺してるんだよ・・・っ」
二人は華月の心が少しだけ分かった気がした
華月はその時、屋上で
空の一点を見つめていた
「華ー月さんっ♪」
響と月だった
「こんなとこに居ないでさっ教室もどろ♪」
響が優しく話しかけた
「関係ないでしょ・・・同情だか
何だか知らないけど、首つっこまないで」
表情をひとつも変えず華月は言い放った
「同情なんかじゃないよ!!
せっかく同じクラスなんだよ?
それにあんなこと華月さんにさせて・・・
華月さんだって嫌でしょう!?」
響は声を張り上げた
「別に・・・体とか・・・心とか・・・
もうどうだっていい・・・私は・・・道具なんだから・・・
心なんてとっくに捨てたわ」
「そんな・・・華月さん・・・」
二人は思いもよらない華月の本音を目の当たりにした
「・・・?」
「あのね・・・華月さんって・・・
心まで・・・売ってる気がしない・・・?」
響はつきの言葉の意味がよく分からなかった
「どういうこと?」
「だって・・・普通、こんなことしたくないから
嫌っていう表情ぐらい出すでしょう?」
「・・・確かに・・・目もどっか違う方向を見て・・・
もう何も考えたくないっていうような顔してる・・・
華月さんっ・・・今までずーっと・・・
あんなことしてたから体も頭も麻痺してるんだよ・・・っ」
二人は華月の心が少しだけ分かった気がした
華月はその時、屋上で
空の一点を見つめていた
「華ー月さんっ♪」
響と月だった
「こんなとこに居ないでさっ教室もどろ♪」
響が優しく話しかけた
「関係ないでしょ・・・同情だか
何だか知らないけど、首つっこまないで」
表情をひとつも変えず華月は言い放った
「同情なんかじゃないよ!!
せっかく同じクラスなんだよ?
それにあんなこと華月さんにさせて・・・
華月さんだって嫌でしょう!?」
響は声を張り上げた
「別に・・・体とか・・・心とか・・・
もうどうだっていい・・・私は・・・道具なんだから・・・
心なんてとっくに捨てたわ」
「そんな・・・華月さん・・・」
二人は思いもよらない華月の本音を目の当たりにした