私の生きざま
-in- 零-
カランッ
正「いっらゃしゃいませ..........ひよりさん?学校はどうしたんですか?」
......痛いところを突くな
「あー.............だりぃから休んだ」
正人 「......なんかあったのか」
......敬語じゃねぇのな
私の様子がおかしいとすぐこれだ
「......懐かしい夢みたんだ」
正「..........漣か?」
「そ、大正解」
正「だからか、目が腫れて真っ赤になってんぞ。おしぼり持ってきてやるから待ってろ」
「ありがと........」
しばらくして正人がおしぼりをとってきた
正「ほらよよく冷やせば引くだろ」
「おう.......」
そう言って私に渡す正人
本当いい奴だよな正人は..................
正「..........それ漣のネックレスか?」
「ん?あぁそうだよ」
正「きょうつけろよ。それは2代目灰夜叉が総長の証としてつけていたものだ。.......漣の代までつけてたものだからな」
「..........それでも今は漣のものは付けたい気分なの.......」
正「..........お前は漣の夢とか不安な事があるとそのネックレスを付けるよな」
なんだ気づかれてたのか
まぁ、本当のことなんだがな
正「んで?なんかあったのか?」
「..........昨日、灰夜叉の奴らが“姫になれ”って................“守るから”って“助ける”って.......」
正「..........それで?」
「私は断った。だけど諦めねぇって何があろうと守るから、助けるって.................」
正「..........なってもいいと俺は思うぜ?」
「..........ッ⁉︎な、何いってんだよ‼︎
私には.....漣しか..............いないんだよ.................」
正「......俺はな?ひより、ただ面白そうだからとか冗談で言ってるわけじゃねぇんだ。あいつらは信用における奴らだと俺は判断したからだ。..........お前はもう.........過去に囚われることねぇんだよ」
「過去に囚われるか..........
少しは過去から前に進めって?」
正「そうだ。少しぐらいあいつらのことみてやれよひより。」
あいつのことをみてやれか..........
それで何か変わるのか?
また大切なもんが出来た時..................
私はそいつの背中に隠れてるのか?
いや、..........今も隠れてるか....................
「..........いっつも正人の言葉に助けられてるな」
正「それはお互い様だ。..........俺もお前の言葉で救われてんだからな」
「まぁ..........考えてみるよ」
あぁと言いながら私の好きなコーヒーを入れてくれた
カランッ