私の居場所
5
「福山さん、起きてますか~?」
7時に福山さんにかけたスマホはなかなか繋がらなかった。
やっと電話に出た気配がしたが、無言のままの福山さん。
「もう7時過ぎましたよ。大丈夫ですか~?」
怒鳴るように、大声で叫ぶ私。
「起きてる。でもまた寝そう。園、うちに寄って俺を乗せてってくれ。」
寝ぼけまなこの声でそういうと、福山さんはスマホを切った。
「ちょっと、福山さん。」
切れてしまったスマホにいくら叫んでも無駄だ。
何かはめられた気分。
まあ、福山さんのアパートは通り道にあるから、10分ほど早く出ればいいか。
渋々化粧をして、準備は完了。
それにしても最近本当に都合のいい様に福山さんに使われているよね。
「あら、昨日帰りが遅かったのに、今朝は早く出ていくの?」
お母さんが聞く。
7時に福山さんにかけたスマホはなかなか繋がらなかった。
やっと電話に出た気配がしたが、無言のままの福山さん。
「もう7時過ぎましたよ。大丈夫ですか~?」
怒鳴るように、大声で叫ぶ私。
「起きてる。でもまた寝そう。園、うちに寄って俺を乗せてってくれ。」
寝ぼけまなこの声でそういうと、福山さんはスマホを切った。
「ちょっと、福山さん。」
切れてしまったスマホにいくら叫んでも無駄だ。
何かはめられた気分。
まあ、福山さんのアパートは通り道にあるから、10分ほど早く出ればいいか。
渋々化粧をして、準備は完了。
それにしても最近本当に都合のいい様に福山さんに使われているよね。
「あら、昨日帰りが遅かったのに、今朝は早く出ていくの?」
お母さんが聞く。