私の居場所
私は今開いているパソコンの画面を切り替えて、日にちの確認をする。

「ん～、どうやら明後日みたいですけど、何かありました？」

福山さんはちょっと困った顔をしている。

「どうも社長の見込みが甘かったみたいで、材料が明日中には足りなくなりそうなんだ。」

「そうでしたか。ちょっと問い合わせしてみますね。」

私がそう言うと、福山さんは頷く。

「じゃあ、またどうなるか分かったら教えて。」

そう言いながら、工場へ戻って行った。

私は材料の問屋さんへ電話する。

もう馴染になっている問屋の担当者によると、もう材料は問屋さんに届いているらしい。

「はい…、そうですか。じゃあ配達は明日に前倒しできませんか？」

私は必死にお願いをする。

「そちらの方へ行く配達が有りますので、同じ便に何とか乗せます。その代り時間は指定出来ませんが良いですか？」

電話した甲斐があったようだ。

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