私の居場所
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福山さんの送迎と夕食の支度に慣れて来た数日後。

休みの前日、私は福山さんと夕食を食べていた。

ちなみに私達の健康診断の結果は、すべてに異常なし。

つまりは福山さんが両親に言った事は、本当に嘘となった。

まあ、ある意味健康という事だから良い事なんだけれど、複雑。

だから私は福山さんの食事の管理ではなく、ただ福山さんの好きな夕食を作っている。

もちろんバランスはしっかり考えているが。

なんせこの大きな体形で、工場で一日フルで働いているわけだからよく食べる。

たった二人の食事でもそれなりの量が必要で、正直作り甲斐もある。

それにつられて、私も食べる量が増えたかも。

「園、今日もうまい。」

福山さんは満足そうにサバの味噌煮を食べている。

「園、明日は予定通り買い物に行く。ここ何日かで園がここで必要と感じた物を買えばいい。」

夕食の準備に必要な調味料なんかは、ほとんどそろった。
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