乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】
「ご自分の会社ですか!?」
「会社経営されてるんですか!?」
「…ええ、まぁ…」
陸さんも二人の勢いに押され気味だ。
「こんなに若いのにっ…すごいわぁああ!」
「蒼空くんもこんな素敵なパパで幸せねぇ~」
2人はまるで女子高生のようにキャピキャピしている。
するとその時バスが来たので、子供たちをバスに乗せて見送った。
陸さんと唯と、家に帰ろうとしたその時…
「桐谷さぁん」
再び優斗ママに呼び止められる。
「…はい?」
「今度皆さんでBBQでもやりません?家族ぐるみでっ」
明らかに優斗ママの目線は陸さんに向いているんだけど…