乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】
みんなとは駐車場で待ち合わせしていて、優奈ちゃんの事はそこで紹介した。
渉パパの目はハートになっていたような気がする。
優斗ママと渉ママは若くて可愛い優奈ちゃんを少し敵対視してるみたいだけど…
その時フと視線を感じ振り向くと、優斗パパがこちらを見ていた。
げ。目が合ってしまった…
優斗パパはニヤリと笑うと私から目線を逸らした。
あの人がいると調子が狂う。
だって…この前あんな事言うんだもん。
“俺だってふざけてたわけじゃねーから”
それって…どういうことなんだろう。
ふざけられた方がよっぽどいいよ…
更衣室で子供達を最初に水着に着替えさせ、私も持ってきた水着に着替えた。
はぁ…
私も痩せようと思ったけど無理だった。
毎日仕事や家事、育児の連続で、ダイエットなんかしてる余裕ない。