乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】
「…はい」
「弱気よね、あなたって。自分の旦那なんだからしっかりつかんどきなさいよ」
まさか優斗ママにそんな事言われるなんて。
私は驚いて優斗ママの事を見入ってしまった。
「でも…嫌だなんて言えないじゃないですか。そんなの私のワガママだし、女子高生相手に何嫉妬してんだって感じだし」
「嫁が遠慮してどうするの?もっと自信持ったら?女子高生でも中学生でも、相手は女よ。見たでしょ?あの子可愛いいし、もうすっかり大人の女じゃない。本気で蒼空君パパの事奪おうとしてるんじゃないの?」
「まさか…優奈ちゃんがそんな…」
「わからないわよ。まぁ…手遅れにならないように気を付けることね。」