乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】



氷水をあてると、じんわり足首が冷えてきた。




優斗パパがここまで親切にしてくれるなんて…




でも優しくしてほしいのは優斗パパなんかじゃない。




今側にいてほしいのは…




陸さんなんだもん。









その後、私と子供たちは長谷部さんちの車で帰宅した。




到着したのは午後5時前だったけど…




陸さんはまだ家に帰っていなかった。





優奈ちゃんを病院に連れてってから3時間以上は経っている…





病院…混んでいるのかな?





スマホを見ても陸さんから連絡はない。




胸騒ぎがするのはなんでなんだろう…







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