乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】



「いや、俺がいながら何やってんだよって話だろ?」




フッと少し悲しそうに笑って私の頭をポンと撫でた。




陸のせいじゃないのに…




でもそのおかげで陸は家に上がってくれることになった。





こんなチャンス、もうないかもしれない…





私は膝の上に置いていた手をぐっと握った。





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