乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】
でも、私は弱虫でいくじなしだから…
聞くのがすごく恐かった。
だって…
陸さんの顔を見ると。
優奈ちゃんと何かあったような気がして。
でもその翌日からは普段の陸さんに戻っていて。
私にも普通に接してくれていた。
優奈ちゃんは足の怪我もあるし、今はそんなに忙しくないからしばらくバイトを休んでもらった。
正直ほっとしている。
今優奈ちゃんとは会いたくない。
会っても今は笑って話せそうにないもの。