乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】



「ううん…何もないよ?ちょっと疲れちゃってるだけだから大丈夫」





私は精一杯の笑顔を見せた。





でも、私の誕生日の事を考えててくれたのは本当に嬉しかった。



2人っきりでおでかけなんて…何年振りだろう。



子供達が生まれてからは一度もないから、なんだかドキドキする。





陸さん、私が落ち込んでると思ってお祭りの事計画してくれたんだよね。



お祭りの日はせっかく二人っきりなんだし素直に話してみようかな…



私の気持ち…。



優奈ちゃんとの事も不安だって言ってみようかな。



陸さんならきっとわかってくれるよね??




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