Calender_Girl
僕はそんな風に思った。
僕らは、ちょっと仲の良い同僚。そう、そうだよね。
それに、仮に...それ以上の感情を僕が抱いたとしても
彼女にはまだ、前途がある。もう、希望する事を
全て行ってきた僕とは違う。それに...
一時の気の迷いで僕に興味を抱く、等という事が
もし仮にあったとしたら、それは回避させる事が
正しいだろう、と僕は思ったりもした。
もっと、前途が約束されている人間と関わった方が
無難だろう。......。
いろいろ理由は見つかる、でも....。
いずれにしても、こんな風に毎日、楽しく過ごせる日々はもう、戻っては来ないのだろう事は確実だ。
それは、おそらく彼女もそう思っているだろうな、とも思った。
僕はまったく酒が飲めないので
宴会は嫌いだった。
もっとも、それは集まる人たちにも拠って
郵便局員時代のように、心に熱い物を持っている人達との
交流ならば、それは別。
でも...なぜか解らないけれど
この、送別会に僕は、気が進まなかった。
それで、金曜日の朝、つまり、2月22日に
僕はMLグループの幹事、洋くんに欠席、への変更を伝えた。
洋くんは、一瞬驚いたが、意図を理解したようだった。