Calender_Girl

僕にどうせよ、と言うのだろう。と、訳の分からない力のような物の
存在を思った。

2月27日。

彼女がいないオフィース。
でも、僕は別段用事がなければ、彼女のいるルームに行く事はないし
仕事をしていると、そういう事を考える余裕は無い。
だから、どうと言う事のない普通の水曜日だった。

彼女がいなくても、このビルも、僕等も。

変わらない動き続けるのだろうな、と..これから先のことを思うと
なんだか切なくなった。


しかし。

僕にどうせよ、と言うのだろう。と、訳の分からない力のような物の
存在を思った。


MLグループのみんな、も。
なんとなく僕に、何か、ぎこちない。


無責任に、僕は.....約束をしたりする
そういう性格ではないし、まして相手が女の子ならば
状況に流されてはいけない、と
この時強く思っていた。

是非はともかく、この時はそう思っていた。
人の気持ちなんて不条理なものだ。


27日は、何気なく過ぎていった。

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