Calender_Girl
バッド・タイミングで
この時、ミーティング・メンバーが702会議室に
入ってきてしまう。
灯りを落としていて、部屋の隅にふたりでうずくまっていたので
一瞬、皆ぎょっとしたようだったが
すぐに、LEDの実験中と分かって
皆、にぎやかに発光ダイオードのランプを楽しんだ。
僕と彼女の、スゥイーティな雰囲気もそれでおしまい。
あと5分、あったら、ひょっとして
今、こうしてこれを書いている自分は居ないかもしれなかった
かもしれなかった。
それほどのバッド・タイミングだったが
そんなものだろうと思う。