Calender_Girl



瞳を開いても、まだ彼女は僕を見ていた。
壁の時計を見上げる。14時45分だった。



そのうちに、部長が質疑を始めたので
皆が顔を上げ、彼女は僕から視線を逸らした。

なんとなく、安堵。



...どういう意図なんだろう、あれは。



真意が測りかねた。

メールの返答の感じだと、なんとなく僕の意図が掴めた、と云う
イメージに受け取れたのだけれども。


うーん、やっぱり解らないな......。


僕は混乱した。それもあるけれど
あまり、真っ直ぐに視線を投げかけられると....。ちょっと、困ってしまう。


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