Calender_Girl

彼女は、いろいろなことを僕と話した。
冷え性、と言うよりは病弱な事や
田舎から出てきてひとりで居る事、とか。

そうそう、料理がまるでダメだ、なんて事も(笑)


話しだすと、楽しそうににこにこ話すのだけれども
僕が話しかけないと、黙って俯いてしまっている子だった。

でもまあ、彼女にしてみれば、親戚の叔父さんくらいの年の僕だから
それは当然かもしれなかった。


僕だって、親戚の叔父さんに軽々しく話しかけたりはしないだろう.....


なんて,考えてると
すぐに他の連中が来て、その、彼女の楽しげな雰囲気は霧散してしまい
普段、オフィスで見る硬い表情に戻ってしまうのだった。
< 18 / 202 >

この作品をシェア

pagetop