Calender_Girl
その後、僕の年を言うと、その子はびっくりしたように聞き返した。

もう一度、言うと、「ホントに!?」なーんて
眼鏡の奥から黒い瞳がこぼれそうだった(笑)。


....そう、僕は見た目若く見えるらしいので
これが結構トラブルの元になったりもしたが
まあ、これは面白いハプニングかな、なんて思った。



....別に、僕の年が幾つだろうと
その子には何の関係も無いし.....なんて、この時は思っていた。



僕の年齢詐称(ではないが笑)が発覚してからも
その子は、格別僕を叔父さん扱いする、なんて事もなく
今までと変わりなく時は進んだ。


...僕は、内心安堵していた。
すこし前の事だけれども、コンビニエント・ストアでアルバイトをしていた時に
ハイティーンの女の子たちと、ちょっと...あった事を思い出して。

恋に恋するお年頃、である。

取り合えず、身近に居る人とでも恋愛ごっこでもしてみたい、なんて思う頃でもある。
たまたま、僕は見た目が騙し易く見えるのか(?)

バイト仲間のハイティーンの女の子たちが、挑発めいた事をしてきた事があった。

もちろん、僕はずっと大人だから、そういう挑発に乗る事もなかったのだが(....!?)

彼女たちも、やがて解ってくれて。今では年の離れた友人のひとりである。
相変わらず、何を話しているのかよく解らないメールが来たりするのだけど。

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