Calender_Girl
今日は、彼女は早くに現れず
他のグループの皆と一緒に、やってきた。
グループのひとり、平安貴族のような風貌のョシ(佳)の後ろに隠れるように
俯きながら、僕の方を見ずに入ってきて
佳のとなりに座った。
いつもと違うな、と僕は思ったが、別段、だからと言ってどうとも感じなかった。
ミーティングはなんとなく進んだが、なぜか雰囲気が重く
皆のノリが悪かった。
いつもなら、僕が冗談を言って笑わせるのだが
リーダーのカズ(和)くんも、事務的に話すだけ。
明るいヨゥ(洋)くんも、なぜか押し黙っている。
剽悍としているタケ(岳)ちゃんだけ、普通のままだ。
.....みんな、どうしたんだろう....。
僕は,訳がわからない。
なんとなく、平安貴族の佳、いつもは寡黙な彼が
些細な事、交通違反の点数の話題とか、そんなツマラナイ事で
僕に挑発的なことを言ったり。
普段は温厚で,年上の僕にそんなことを言う子ではない。
僕は、笑顔でいなしたが....
どうしたんだろう,皆.....?