Calender_Girl


僕は、あるサウンドをイメージした。
言葉で伝えにくいので,たとえばそれは
映画音楽で言うと、「love theme from ~ a Star is born~(evergreen)(スター誕生、愛のテーマ)」
の、ようなサウンドだ、と表現しておこうか。

バーブラ・ストレイザンドのボーカル盤ではなく、ラムゼイ・ルイスの「Love Notes」に
録音されているような、インストルメンタル・バージョンだ。


突然、そのイメージを壊すように
崇くんが「なんかコワイですね~(この子は関西人なので、当然関西弁。笑)。
(僕をみて)かたっぽが受傷する言うテ、相方が包丁握る言うンは」

メンバー一同、(爆笑)。



でも、彼女は頬を赤らめて俯いて、かぶりを振った。

何をそんなに恥かしがるのかなぁとその時は思ったけれど
今思うと、僕らがそういう、緊密な関係にあると誤解されていたのが
恥かしかったのかな?なんて思う。




普通は崇君のように見るのだろうけれど.....。

僕も彼女も、そういう3次元(現世)的な制約からは自由だと
この時は思っていたのだ。僕は

ある距離を保った0次元の感覚がふたつ、で

相互の距離があるので、線分、つまり1次元の関係だろうと
そう思っていた。




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