Calender_Girl
そんな感じなので、ミーティングの時も
彼女は、にこにこしながら僕を見たりしていたし
僕も、愛しいな、と思いながら笑顔を返していた。
その「愛しい」と言う気持ちがどうカテゴライズされるのかは
今となっては解らない。
0次元の感覚だから、そういう3次元的な定義は不可能なのだ。
でも、周りのMLメンバーたちは,彼等の現世的な、言ってみれば3次元的な
視点で僕らを見るので、ミス・マッチが起こる。
だから、こんな風にも言われた。
ある日のミーティングで、プライベートなことで目標にして居る事、と言う話題があった。
僕は「そうだなぁ、知り合いから時々書物の依頼が来るので,何か受賞できたらいいなと...。」
MLメンバーのみんなは、ちょっと驚いて。
洋くんは「エッ、そんなのできるんですか?」
僕は「うん、前に4番テくらいに入った事はあるヨ」と、ごく普通に。
人気投票なんてのは,水物だから時々そういう事はある。
でも、それが作品の価値とイコールじゃないのだけれど(笑)。
すごいなぁ、とみんなは素直にそう喜んでくれた。
このMLメンバーのみんな、そう言うとところが人間らしくて好きだ。
皆それぞれ、得意分野では凄いパフォーマーなので
分野が違う人が、何かで認められたとしても
それを素直に認めるだけの度量を持っていた。
言いかえれば、自らのパフォーマンスが自己主張になっていない、と言う事だ。
若者たちとして、それはとても稀有な存在だと思う。
普通は、何かで秀でると他の人を見下して仕舞い勝ちなものなのだけれども....。
そういうところが、僕がこの人たちを大切にしたい、と思う理由でもあった。
まあ、世界レベルの研究をする人達に
自己顕示をしているゆとりは無いのかもしれないけれど。