Calender_Girl


この幹事さん、見た目も素っ気無く、どこかの小学校の先生、と云うような
そういう感じだった。なんとなく見た目は城戸真亜子さんみたいな感じだから
仮にマアちゃん、とでもしようか(笑)。

人柄は穏やかで良い感じなので、僕や、他の新人たちのことを
よく気遣うところなどは好感が持てた。
ストレートに僕の経歴だとか、家族構成だとか、恋人はいますか?なんて
聞いてくるところもなんか、良いなと思った(笑)だから、
そこのテーブルに居た若手の女の子みんなに聞こえるように、その質問に答えた(笑)
僕もストレートな人間なので、隠す必要などない、と思ったのだ。

そのテーブルには、今、僕となかよしになっている彼女も居たように思えたが
目だった印象は無かった。
そのマアちゃんは、すこし酔ってきたのか
大皿に盛られた料理とかを、自分の箸で僕に取り分けてきたり(笑)
お酌のような事をしたり、と、なんか奇妙な感じで。
いろいろな話しをしてきた。
でも、話しがなんとなく、自分が苦労して東大に入ったけれど、博士過程には進めなかった
、とか、博士号がほしい、とか....あの人はできちゃった婚で、とか(笑)

なんだか世俗的だなぁ、これで東大出の才媛かなぁ(?)なんて
僕は思っていたりした。



----monologue at this afternoon---
先の数学的分類で言えば、東大だろうが博士だろうが、皆1次元の価値観だ。
何かと比較して、距離の差が多いか少ないか、と云うだけだ。
無論、その時心は何かを感じているのだろうが、果たして0次元の意識で
無限の空間(のような自由)を感じ取れるか?と言うと、たぶん無理だろう。
優劣、上下、のような低次元(1次元)な価値観があってしまっては、意識も
その1次元レベルでしか感じられないだろう、と思える。
もっと自由に考えられないのだろうか?
---------------------

< 51 / 202 >

この作品をシェア

pagetop