Calender_Girl
日曜の夜、ラジオが放送終了になるときに掛かっていた曲だから、
というのもあるけれど
ちょっと甘美なメロディと、すこし淋しげな響きがイメージなのかもしれない。



お菓子であんなに喜んでくれるなら.....

僕は、屈託無い、あの時のその子の笑顔を思い出していた。

旅から帰ってきて、お土産にあげた手作りのお菓子。
以前、旅先で知り合ってからずっと懇意にして頂いている方から
手作りをして頂いたものだ。

.....なんか、不安が解けたような笑顔だったなぁ....

思う,そう言えば僕の(本物の)姪も、僕が遠くに旅に出たりすると
心配してくれたっけ。僕にGFができる度、なーんとなく嫌な感じだった。

それとはちょっと違うような気もするが、まあいいか。




秋はすこしづつ深まり、ここのオフィースの広い庭にも
どんぐりが落ちてきたり、黄色くなった銀杏の落ち葉が舞い降りるようになった。
桜咲き、盛緑茂り、紅葉舞い...

そんなふうに、秋は終わって行くのだろう。



秋の想い出を、僕はMLに投稿した。

僕@ML>

*落葉*

今朝は銀杏が綺麗でした。
銀杏、と言うとギンナンと呼びたくなる僕ですが
こないだ、通っていた学校の中庭にも銀杏の木があり
秋になると、ギンナン拾いが日課でしたっけ。

銀杏の木の下で,一生懸命に拾っていると
僕等のクラスの先生、キクちゃんが僕のそばに来て
拾うのを手伝ってくれました。


秋のさわやかな風が、ふうわりと吹きぬけていきます....


オレンジ・ヴァーミリオンの夕陽が、空を染めて行きます。

先生は、きれいね、と言いながら
「こんな私のこと、誰も女の子だなんて見てくれないと思う」



なーんて、可愛い事を言ったりするのです。
秋は、そういう気分なのでしょうね。

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