Calender_Girl
---monologue at tonite---------
本当のところ、僕はこういうのは苦手だ。
ずっと前から、いろいろなところで誤解を受けて
困った事が随分ある。
なんというか、子供の頃からそうで
同級生が、クラスの女の子の噂をしていたりしても
なんだか下らないな、と思っていた。
もうすこし、気高いものだろう。
そんな風に、批判的にみていた。
だから、興味の対象はどちらかと言うと
音楽や映画、文学などに構築された
イメージの中の愛、のようなものが多かった。
そのせいかもしれない。
と、なんとなく気づいたのは
ふとした切欠から、分析に凝り続けた結果だ。
精神・心理・行動分析とか、生物社会学なんかの本を沢山読んで
自分の内面を探った。
たぶん、自分は....
そういう、感覚的な愛を至上のもの、と感じているのだろう。
無論、これは不自然なことではない。
旧来、そういうものだったのだと言う事も
歴史的文献からそう知った。