Calender_Girl
あの子も、僕の対面で俯いて笑っていた。
フェミニストの崇くんは、なんか微妙な顔で僕を見ながら笑っていた。(笑)。
この崇くんと、会社に出てこれなくなった彼(カッちゃんとしよう)は
付き合いが長かった。
だから、なんとなく....出てこれなくなった理由に思い当たるところがあるらしかった。
このカッちゃん、なんとなく脆いなあ、と思えるような青年で
若いうちに結婚していた。
特徴と言うか,アフターファイヴの飲み会などにはまず参加しない人だった。
でも、なぜか、僕と今仲良しになっている彼女が行くなら、と
条件つきで参加したい、といったりもしていた。
僕は、なーんとなく不快だった。
.....何考えてるんだ、妻帯者のくせに。
そう思った。僕は旧いのかもしれないが
生物社会学的に見ても、ヒト種と他の霊長類の隔たりは家族の有無だけだ。
だから、家族制度を守らなくてはヒトではなくなってしまう。そう思った。