そんな君が好きなんだッ!
可愛い転校生
新しいクラス名簿が横1列にズラッと張り出されている。



私と優子は必死に2人の名前を探した。



「...痛っ!!誰よ今足踏んだの!」



「ひかる落ち着いて、人多いんだから仕方ないでしょ........っあ!あったよ!ひかるの名前!」


「え、どこどこ!」



「ひかるは2組!私は.........あ、5組じゃん。」



「嘘だ、嘘だ嘘だ最悪だ萎えた」



いやだ。
優子と離れるなんて。2組と5組って隣でもないし何なの、神様は朝からイタズラしすぎではありませんか。



「優子ぉ」



「なに。」



「さみしいよぅ」



優子が呆れたようにため息をついた。




「あんたね、そんなぶりっ子みたいな言い方辞めてくれる?毎日放課後帰ることには変わりないでしょ、もちろんお昼だって一緒にご飯食べるよ、今まで通り」



「絶対だからね?!こう見えて私、優子がいないとしんでしまう病なんだからね?!」



「大げさ。」



そう言って優子は私の頭を軽く叩いて笑った。

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