近くて遠い恋

10センチ






ジリジリと太陽の光が私の肌を焼きつける。



雲ひとつない青空はとても清々しくて、見上げると目も開けられないほど輝いていた。



「暑い…」



私はタオルで顔を拭いて、残り少ない水筒の水を飲み干した。



6月の半ば。



今年は猛暑が早いらしくて、熱中症になる人も多い。



私も下手をすればぶっ倒れてしまう。



それくらいに暑い日が続いているんだ。





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