君に好きと伝えよう。
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それから数日が経って、いつもの通りの日常が戻っていた。
『奈々、ごめん!今日も先帰ってて!』
『はいはい』
文化祭が近くなり、文化祭実行委員になった寧々は毎日のように学校に残っていた。
『悪い、海。今日も……』
『いちいち言いに来なくていいから』
陸もまた寧々と同じ文化祭実行委員。仲がいいのはいいけど、よくそんな面倒な事引き受けるなって尊敬する。
まぁ、責任感が強くてしっかり者同士の二人は、
やっぱりお似合いだよ。
『……ってか、そんな微妙な距離感で歩くなら先に行くか一緒に帰るかどっちかにしてくれない?』
一方、海と私は相変わらずで誤解は解けたけど口喧嘩は絶えない。