らぶ ゆう!(毎週土曜は絶対更新!)
仲直り
教室まで必死に走った。
運動神経の悪い私は何度も足がもつれて転びそうになる。
その度に手をついて態勢をたてなおす。
「サツキ!!!」
教室の扉を思い切り開けた。
自分の席で伏せていたサツキは、びっくりしたように顔を上げた。
「ユズリ…?何…、なんか用ですか?」
明らかにいらついたように貧乏揺すりをしている。