オトナの恋を教えてください
「条件を提示させてくれ。きみのお見合いは正確にはいつ?」
「8月の最終日曜日です」
「ちょうど1ヶ月半あるね。じゃあ、それまで時間をかけて関係を進展させよう」
「はぁ、その心は」
「男性の免疫つけたほうがいいだろ?お母さんのセッティングしたお見合いを拒否する気がないんだから、見合いで出会う男を旦那にするってわけだ。デートしたり手をつないだり、そのたびさっきみたいに怯えてたら、普通の男は逃げる。お母さんの顔を潰すぞ」
はっと気付く。
そうか、男性に免疫がないってことは、結婚する人に触れられるのも怖いってことだ。
「それは……まずいですよね」
「だろ?あとは、処女をもらうわけだから、俺もきみの人となりを知ってからにしたい」
もしや、気遣ってくれてるの?
と期待してみるけれど、柏木さんがさくっとぶち壊す。
「今のところ三条さんの印象最悪だから。優しくしてあげる自信ない」
ほほう、言いますね。柏木さん。
でも、何の反論もできない私。
頭が悪くて浅はかなところしか見せてないもんなぁ。
「8月の最終日曜日です」
「ちょうど1ヶ月半あるね。じゃあ、それまで時間をかけて関係を進展させよう」
「はぁ、その心は」
「男性の免疫つけたほうがいいだろ?お母さんのセッティングしたお見合いを拒否する気がないんだから、見合いで出会う男を旦那にするってわけだ。デートしたり手をつないだり、そのたびさっきみたいに怯えてたら、普通の男は逃げる。お母さんの顔を潰すぞ」
はっと気付く。
そうか、男性に免疫がないってことは、結婚する人に触れられるのも怖いってことだ。
「それは……まずいですよね」
「だろ?あとは、処女をもらうわけだから、俺もきみの人となりを知ってからにしたい」
もしや、気遣ってくれてるの?
と期待してみるけれど、柏木さんがさくっとぶち壊す。
「今のところ三条さんの印象最悪だから。優しくしてあげる自信ない」
ほほう、言いますね。柏木さん。
でも、何の反論もできない私。
頭が悪くて浅はかなところしか見せてないもんなぁ。