オトナの恋を教えてください
「柏木ィ」
呼ばれて振り向くと、第3営業部2係の同期・柘植(つげ)がいた。
現在、柘植とは同じ企画で動いている。大手建設会社に部材発注ルート改変の企画を持ち込み中だ。
「河南建設から図面が届いたよ」
「あー、メール見た見た。どーも。これで明後日の打ち合わせの分作るわ。出来次第おまえにメールするから確認して」
俺は柘植から図面と添付資料を受け取る。
柘植は俺ではなく、その向こうをニヤニヤ見ている。
「どこ見てんの?もともとヤバい顔がいっそうヤバいよ」
俺が突っ込むと柘植は慌てた顔をした。
「マジでか?俺、そんなヤバい顔してた?」
「おう、犯罪者一歩手前」
「うぉ、気をつけねば。いやさ、斉田(さいだ)さん見てたんだよ。可愛いよなぁ。今年の新入社員の中で一番可愛い」
柘植の視線の先には、新入社員でアシスタントの斉田美野里がいた。
そうか、あの三条いろはと同期が、うちの部署にもいた。
呼ばれて振り向くと、第3営業部2係の同期・柘植(つげ)がいた。
現在、柘植とは同じ企画で動いている。大手建設会社に部材発注ルート改変の企画を持ち込み中だ。
「河南建設から図面が届いたよ」
「あー、メール見た見た。どーも。これで明後日の打ち合わせの分作るわ。出来次第おまえにメールするから確認して」
俺は柘植から図面と添付資料を受け取る。
柘植は俺ではなく、その向こうをニヤニヤ見ている。
「どこ見てんの?もともとヤバい顔がいっそうヤバいよ」
俺が突っ込むと柘植は慌てた顔をした。
「マジでか?俺、そんなヤバい顔してた?」
「おう、犯罪者一歩手前」
「うぉ、気をつけねば。いやさ、斉田(さいだ)さん見てたんだよ。可愛いよなぁ。今年の新入社員の中で一番可愛い」
柘植の視線の先には、新入社員でアシスタントの斉田美野里がいた。
そうか、あの三条いろはと同期が、うちの部署にもいた。