恋に一番近くて遠い君~another story~
「.........最悪。」



あ、本音でちゃった。まぁ聞こえてないみたいだけど。



「おい、陽生。そんなとこに立ってたら俺ら入れないんだけど。」


「おぉ、わりわり。んじゃ今年も一年よろしくっ!」




そう言って陽生は自分の席に戻っていく。



私も自分の席見つけなきゃ。



と、探してると……









「美海。お前はここ。」



と言って、もう席に着いていた陸玖が隣の席の椅子をポンポンと叩いていた。




おぉ〜美海と陸玖は隣の席か。



嬉しい反面少し素直に喜べない自分がいる。だめだな.....諦めなきゃ。





それを見ていた美海はすごく驚いていた。すごい顔しているよ、美海.....。




そういう反応も可愛いけどね。
もう美海は私の妹みたいな存在だ。

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