ずっと、傍にいてよねっ!
 あぁ、やってしまった。と思った。


 菜緒はガサツだし、活発だし、決して女らしくはない。



 でも、デリケートだった。



 すごく、優しくて、傷つきやすい心を持ってた。



 俺は、あいつを傷つけた。



 「そ、…そうだよね。

 
  ごめん、変なこと聞いちゃったね!」


< 109 / 364 >

この作品をシェア

pagetop