ずっと、傍にいてよねっ!
Number.eight
 一人で帰ると、今まであっと言う間に過ぎていった時間がとても長く感じる。



 学校までのわずか1kmもない道のりが、こうも寂しく、長く感じる。




 どれだけあの3人の存在が大きかったか、すぐに分かる。



 でも、戻れない。


 みんなが私を待っていてくれたとしても。



 みんなを傷つけないためには、こうするのが一番。




 学校で会って、少しでも話すことができれば、それで充分。



 みんなが元気に笑ってくれるなら。



 みんなが、ずっと一緒にいてくれるなら。

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