ずっと、傍にいてよねっ!
 「おー、起きたか」



 再びドアが開いて、入ってきたのはやっぱり浅葱と雄大。



 「タオル、ちょーだい?」



 美緒がそういって、私の持っているタオルに手を伸ばした。



 …でも。




 パシッ。




 美緒の手が私の手と触れそうになった瞬間、その手を拒絶してしまう私がいた。

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