ずっと、傍にいてよねっ!
 「いろんな所に隠れる場所つくったよ。



 疲れるのも我慢して、家までダッシュする毎日。



 でも、まさか家にまで来られるとは思わなかった。




 やっと、家に帰って来れたのに。





 何で?





 …って、思ってたよ。」




 美緒の顔を見ると、大粒の涙がぼろぼろと溢れていた。
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