ずっと、傍にいてよねっ!
 すれ違う人が不思議そうに俺の顔を見ていくのが分かる。




 雨が、後悔の涙さえも洗い流すように振付けた。




 傘も持たず、道の真ん中に立ち尽くす少年が独り。





 今、




 これが、




 この空間が、




 リアルに実写された俺の心の中のようで。
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