ずっと、傍にいてよねっ!
 「待ってろよ、菜緒……っ」




 家までの道のりを急に方向転換して、走る。





 息が苦しくて、苦しくて、死にそうになるまで速く走る。





 今から、お前のところに行くから。




 今から、お前を支えに行くから。


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